Snow Manのセンターであるラウールさん。
2021年現在、現役の高校生です。
ラウール「俺はダサいと思う」時代の流れへの嗅覚がすごい
ラウールさんは学校での成績も大変優秀だったようです。
しかしそれ以上に、ラウールさんの言動から地頭のよさがわかります。
他人を馬鹿にしたり、こきおろして笑いをとるのは最悪です。
でも、自分で自分のことをサゲて笑いをとるのも同じように残念なことです。
やっぱり、デビュー会見のことが印象に残っているかな。俺が笑いを取ろうと”SixTONESのほうがカッコいいです”って言ったんだよね。会見が終わったらラウールに”康二くんのこといつも大好きだけど、ああいうネガティブなコメント、俺はダサいと思う”って真っ直ぐ目を見ながら言われた。会見を盛り上げなきゃって思ったのもある。でも、なんでも笑いにしようとするのは俺の悪いクセだね。笑いを取るために、グループを下げるコメントをする必要なんてない。そっからSnow Manを下げるような発言一切してへん。俺、ラウールの存在自体を尊敬してるからね。誰がなんと言おうとSnow Manのセンターや。もちろん、年相応に未完成な部分も、弱い部分もある。でも、人としてカッコええ。俺は大好き
Myojo 集英社 2020年12月号 10000字ロングインタビュー『僕がJr.だったころ』SixTONES・Snow Man編 第6回 向井康二
アメリカの有名ランジェリーブランド「ビクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」でもプラスサイズモデルを起用するなど、「美しさ」の多様性が広がっています。
また「自分の外見をいじって笑いをとるのは自分はよくても、他人を傷つけるかもしれない」ということもあります。
アイドル本人が
「○○の方がカッコいい(自分たちの方が下)」
ということは、応援してくれているファンに対して
『こんな僕たちを応援しているなんて、美的センスがないんですね』
と間接的に言っていることと同じになってしまいます。
美しさの基準は人の数だけあります。
カッコいいと感じる基準も人の数だけあります。
そうした時代の変化があるなか、向井康二(むかいこうじ)さんの発言は時代遅れだと感じられてしまうでしょう。
日本の中で、ジャニーズアイドルとして活動するだけに留まるのであれば問題にならないでしょう。
実際、自分の外見を貶めて笑いをとっている先輩ジャニーズの存在もあります。
「自分の外見を自分でいじって笑いにする」が当たり前になっている世界では、おかしいことにおかしいと気がつけないこともあると思います。
しかし、Snow Manは世界進出を目指しているグループです。
そうであれば、意識のアップデートは欠かせません。
ラウールさんは「時代の変化」を知識として知っていたとは思いません。
知識として知っていたのではなく、肌感覚で理解していたのだと思います。
ラウールさんの地頭のよさがうかがえるエピソードですね。
そして、このエピソードから向井康二(むかいこうじ)さんの人間力の大きさも感じられました。
人間は自分を正当化したいものです。
年下であるラウールさんからのピリッとした忠告、たとえ正論だとしても反発したくなるでしょう。
ましてやインタビューで語ることができるのは、十分に自分の中で消化できた証拠です。
向井康二(むかいこうじ)さんもまた自分を変化させることができ、人間としての器の大きさを感じさせます。
Snow Manの世界進出を応援していきたいですね!