もちろん6人は優しく迎えてくれました。ただやっぱり3人への風当たり、特にラウールはセンターだから、もっとも風当たりが強くて。加入直後の『滝沢歌舞伎ZERO』 のときなんか特に。本番中、あいつは色々思いつめて何回も泣いて。俺はそばで慰めたりしたけど、かけられる言葉なんかたかが知れてて。最後は”お前はいるだけでいい。深く考えんな。もし何かあったら絶対に守るから!”って舞台の袖で泣きじゃくるラウールを抱き寄せて泣きやませて、ステージに送り出して。そんなことが2、3回あったかな。劇中、俺とラウールは黒影組の一員で、ステージ上でそばにいることも多かったから、もしこのままラウールの嗚咽が止まらなくてセリフが全部とんだとしても、俺は近くにいるからカバーしようと決めて。
Myojo 集英社 2021年3月号 10000字ロングインタビュー『僕がJr.だったころ』SixTONES・Snow Man編 第9回目黒蓮
守るなんて言いながら、心のどこかで俺も怖かったんだろうね。舞台から客席の通路に降りて走っていくシーンがあって。お客さんは応援してくれる味方なのに、どこかに見えない敵が潜んでて、足を出して転ばしてくるんじゃないかって内心ビクビクしていたんですよね。
Myojo 集英社 2021年3月号 10000字ロングインタビュー『僕がJr.だったころ』SixTONES・Snow Man編 第9回目黒蓮
プライベートでも泣いているラウールを泣きやませたこと何回もあったな。当時ラウールは15才。どうしても守ってあげたくて
Myojo 集英社 2021年3月号 10000字ロングインタビュー『僕がJr.だったころ』SixTONES・Snow Man編 第9回目黒蓮